日本神話の神様

ホツマツタヱ36綾 ヤマト姫 神鎮む文 (倭姫巡幸と 伊勢神宮創建 千木・鰹木のお話)

ホツマツタヱ36アヤの『ヤマト姫 神鎮む文』は、

垂仁天皇の皇女・倭姫が天照大御神の鎮座地を求めて巡幸し、伊勢神宮創建に繋がるお話です。

三重県では

飯野高宮神山神社は、三重県松阪市山添町にある神社で、神山山麓に位置します。天照大神を祀る地を探していた倭姫命が一時滞在した場所とされる元伊勢の伝承地です。

櫛田神社 /     三重県松阪市櫛田町、飯野高宮神山神社摂社

ヤマト姫ヨシコは今年十一 歳になり、アマテルヲヲン神に奉仕する御杖代(みつえしろ)を任命され

若子親子がお供をし、ウスメが御髪(みぐし)をあげようとすると櫛を落としてしまった櫛田で年を越し

一月一日に出で立つ 明野原 伊勢高宮に 入れば (三重県多気郡明和町大字斎宮神社)

叔母のトヨスキイリ姫と仕えて 月、ヤマト姫 は粥を捧げて兄のホンツワケのことを祈り飯野宮で三年過ごしました。

トヨスキイリ姫は 百三歳になり、 「御杖代はならず」と ヤマト姫に見習わせ、かねてから願っていたように、ヤマト姫を 内親王とし 

御杖代となったヤマト姫は御霊笥を担ぎ

アマテルヲヲンカミの御霊を 飯野(三重県多気郡明和町大字斎宮 神社)より 磯部(三重県伊勢市磯町、神社)に遷し 鎮めました。

そんなある日、良い宮処が南にあることを聞き、ワカゴを遣すと五十鈴川で高齢になったサルタヒコが待ち受けて

若子に言いました。

我は昔 ヲヲン神の賜物をサコクシロの宇治宮に納め、 アマテルヲヲンカミの荒御魂を迎えるため待ち続けていました。

八万年の時を経ても守り続けた神宝は天つ日嗣の逆矛木 と美しき鈴 ワイキタチ です。

ヲヲンカミから「時を待って 道顕せ」と遺し言を授かりましたが、私では物ならず 子も同じで、ずっとそれが叶う時を待っておりました。

アマテルヲヲンカミの内親王であるヤマト姫こそがそれを叶えてくださるお方です。

これを授けて 永田生まれの私元の居場所に帰ります。 そのことを告げてください」と言い去りました。

大若子は 帰って ヤマト姫にそのことを告げると

早速、宇治に行き辺りを見渡して仰いました。

「これ神風 伊勢の宮 三種は祀る 源」と

 敬ひ感謝の意をこめてサルタヒコのあぐら石 をお祀りしました。

オオハタヌシと 八十供に 五十鈴原の草を刈らせ

近くの山から遠くの山まで 木を切らせ 、木の根元と先を逆さまにし真中に 大宮柱を敷き立てました。

そして千木は高い場所に上げて宮を完成させました。

<写真>外宮・本殿

<原文の最後>

「大御神 嗣を思して 妹背の道 八方人草を 生け恵む 故 カツヲ八木

千木の内 削ぐは内宮 内軽く 八民豊かに

またトヨケ 逆矛の法 天の星 九座表し カツヲ九木  千木は外を削ぐ

故 外宮  内厚く 厳 民の父 畏れ 道得よ

内宮は 君 母の子を 恵む法かな」

 

<私の解釈>
アマテルヲヲンカミは子孫繁栄を願って妹背の道を教え、

人々が豊かに暮らせるように生きる喜びを与えられました。

故に鰹木は8本乗せ千木の内側を削ぐ造りが内宮です。内が軽やかに民豊かに。」

その教えに従い内宮が造営されました。

またトヨケ神の宮は逆矛の法のごとく

天の星 九座を現し、鰹木は9本で、千木は外側を削ぎます。

故に外宮(とみや)と呼び、宮内は熱く厳しい民の父です。畏れ慎みその教えを受けなさい。

内宮は、母が子を想うように、君が民を慈しむという教えです。

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この記事のライター紹介
伊勢乃志摩子
WEBデザイナー&カメラマン&ブロガー&ユーチューバー
住まい:三重県志摩市横山展望台から見える伊勢志摩国立公園の中
高校時代からの趣味は写真📷ウェブサイト制作歴 22年

profile
2000年 ウェブサイト制作事業スタート
2016年  S・O・L・A・R・I・S始動 
コマーシャルフォト・ポートレイト撮影
アルバム、フォトブック、パンフレット、名刺など印刷物制作、動画制作、SNS指導もやってます。
気まぐれに地域情報を投稿しています。
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