
三重県松阪市中町に佇む、鎌倉時代創建の歴史ある寺院、龍華寺。
その起源は、武家政権を築いた源頼朝による創立と伝えられ、長い歴史の中で数多くの文化財を守り伝えてきました。また境内には、豊川稲荷の御分霊も祀られており、地域の人々の信仰を今も静かに支え続けています。

そんな由緒ある龍華寺の修復を手がけているのが、西井建築工務店の西井進一さんです。
きっかけは、庭師さんからの相談でした。
「歴史ある寺を、きちんと次の時代へ残したい」——その想いを受け取り、2023年10月から本格的に修復工事へと着手。

日本の伝統建築に対する確かな技術と経験を持つ西井さんは、これまでにも松阪市内の寺院修復を請け負ってきた実績を持ちます。古き良き建築の美しさを理解し、それを損なうことなく蘇らせる——その仕事には、職人としての誇りが込められています。

西井さんが大工を志した背景には、心に残る出来事があります。
修行中、ある住宅の現場でのこと。
家の主人から、若き日の西井さんにこう声がかけられました。
「大工として一人前になったら、うちの家を建ててくれるか?」
まだ駆け出しだった西井さんにとって、その言葉は大きな励みとなりました。
そして二十歳を過ぎ、見事にその約束を果たした経験が、大きな自信へとつながっていきます。
その後、材木市場の入札権を取得。材料の仕入れから携わるようになり、設計もこなし、やがて工務店として独立。信頼できる仲間たちとチームを築いていきました。

現在の西井建築工務店は、単なる施工業者ではありません。
瓦職人、庭師、左官職人——それぞれの専門技術を持つ職人たちと連携し、一つの建築を「作品」として仕上げていくチームです。伝統建築の修復には、こうした多くの技術の融合が欠かせません。

「これからも、古くなった神社仏閣を蘇らせていきたい」
そう語る西井さんの言葉には、建物だけでなく、その場所に流れる時間や人々の想いまでも大切にする姿勢が感じられます。
歴史ある建物は、ただ“古いもの”ではなく、未来へと受け継ぐべき“価値あるもの”。
龍華寺の修復は、まさにその象徴ともいえる取り組みです。

職人の手によって、歴史は今日も未来へとつながれています。
西井建築工務店
三重県度会郡南伊勢町五ヶ所浦1753
https://www.isesima.jp/nishii/
この記事のライター紹介
伊勢乃志摩子WEBデザイナー&カメラマン&ブロガー&ユーチューバー
住まい:三重県志摩市横山展望台から見える伊勢志摩国立公園の中
高校時代からの趣味は写真📷ウェブサイト制作歴 22年
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2000年 ウェブサイト制作事業スタート
2016年 S・O・L・A・R・I・S始動
コマーシャルフォト・ポートレイト撮影
アルバム、フォトブック、パンフレット、名刺など印刷物制作、動画制作、SNS指導もやってます。
気まぐれに地域情報を投稿しています。
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