東日本巨大地震による津波の直撃を受けた、三重県、南伊勢町迫間浦の海上筏。
昨日、真鯛養殖をされている弊社クライアントの勝代丸の三浦清成さんから
本日(3/17)、三重県の野呂知事が視察に来るとの連絡を受け
志摩男くんのスケジュールが調整きかないため、私が代わって出動させて頂きました。
このモニュメントが目印で、左へ降りていくと迫間浦。
一見何も変わらないよう見えるかもわかりませんが、沖の方では
破損した筏と筏が絡まりあっているのをほどく作業や、死んだ鯛の片付けに追われています。
野呂知事は14時に視察に来られるとのことで、ワタクシも1時間くらい早めに到着しましたが
もう既に皆さん集まられていて、テレビ局の取材班の方々も
取材を始められていました。
そんな中、三浦さんは船で沖に出て、作業をしておられます。
そうしているうちに14時になり、野呂知事到着。
沖から運びこまれた養殖の真鯛
取材の人もカメラも多く、野呂知事のコメントは聞きとりにくかったですが
「支援をさせて頂く」 というお約束ははっきり聞き取れました。
地震当日、2,5mの津波が押し寄せたり退いたりを繰り返し、
一瞬のうちに養殖筏は沖へ流されたそうです。
昨年のチリ津波の数倍の高さの波が押し寄せてきて、施設(筏)同士が絡まりあい、
その間のスペースが絞られ、アンカーロープがきりもみあった。
現在、重なり合っている筏をばらいて、ある程度の形にしている。
皆で協力し合い、痛みのひどいものから撤去作業と、魚を処分をする作業をしていて
津波から数日たった今でもまだ自分の魚がどんな状態かを見る段階までいっていない。
迫間浦だけでも、想定5億円の被害だといわれる。
そして、45万匹の魚のうち、40万匹が死んだり逃げたり。
残り5万匹は緊急出荷した。(数字はあくまでも想定)
魚は、引き取り業者に任せているが、それですらお金がかかるので
早急に支援を受けたい。
同じ漁業でありながら、定置網は保障の適応になるのに
なぜ、養殖筏は適応にならないのか。
1匹の鯛の稚魚を育てて出荷出来るようになるまでに約2年かかる。
1kgの鯛を1匹育てるのに餌代などの経費が、約700円かかる。
それまでの2年間、未収入になる。生活はどうなっていくのか。
このままでは廃業にするというところも出てくるはず。
手厚く早急に対応してもらいたいとのこと。
それと今回の経験で、防災対策の見直しが必要。
迫間浦は、避難所より高台の山に逃げることが先決。
数秒遅れたら間に合わない。とにかく逃げること・・・と語られた。
映像がスタートしてから、左側で帽子をかぶられているのが野呂知事です。
最後に組合の人から止められながらも、野呂知事に必死に訴えているのが
この記事のライター紹介
伊勢乃志摩子WEBデザイナー&カメラマン&ブロガー&ユーチューバー
住まい:三重県志摩市横山展望台から見える伊勢志摩国立公園の中
高校時代からの趣味は写真📷ウェブサイト制作歴 22年
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2000年 ウェブサイト制作事業スタート
2016年 S・O・L・A・R・I・S始動
コマーシャルフォト・ポートレイト撮影
アルバム、フォトブック、パンフレット、名刺など印刷物制作、動画制作、SNS指導もやってます。
気まぐれに地域情報を投稿しています。
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