伊勢志摩の特産品のお話とお取り寄せ

アオサが出来るまでの作業工程を取材します。①

 
「じいちゃんの後を継ごうと思ってアオサ始めました。」
と語ってくださる山本裕司さん。27歳 (昭和58年3月19日生まれ)

船を操縦して竹を打つ作業の様子を見せて下さいました。
じいちゃんは志摩市波切で最初にアオサの養殖を始めた現役の81歳。
じいちゃんの話で一番印象に残っていることは10年前頃のアオサは1㎏1万円で売れたという時代もあったのだそうです。
養殖の作業をしていて一番辛いことは、真冬の12月、アオサに薄い氷が張るために、手が冷え辛く作業が苦痛になるそうです。
あおさが出来るまでの工程としまして
6月頃 網が破れていないか、絡まりなど点検して 補修し洗って乾かし、
大きい目は10枚、小さい目は5枚重ねて樹脂をつけていく。
9月頃 竹の準備 竹屋さんで竹を買い付け機械で切る。(約1000本)
同時に南伊勢町内瀬に網を運び種つけを始める。
10月 南伊勢町内瀬で種つけをした網を志摩市大王町波切の英虞湾に運ぶために竹をうつ。
「違う海域というか水質の違う場所にアオサを移動するとアオサの成長が良くなるんですよ!!」 
と山本さん。アオサは違う場所を移すことにより成長度があり良質なアオサとなるのだそうです。



緑のじゅうたんになりはじめる12月。3月、4月頃までのアオサが成長する過程を確認するために
海の状態により毎日に確認して網の位置の上げ下げをする作業を繰り返す。


肉眼では解りにくいアオサの種。
これがちょこちょこと成長しだす頃、「無事でてきてくれた。」と本当に感動するのだそうです。
志摩子「えー。そういうの写真に撮りたいです!!」
それには水中カメラが必要だそうです。水中カメラ欲しくなってしまいます。
お話を伺って一番驚いたのが、南伊勢町の内瀬で種つけした網を、大王町波切に運んで育てるということ。青さの養殖歴の長いじいちゃんの経験からそうしているそうです。
「ついでに・・・」と登茂山までクルージングに連れて行ってくれました。


次郎六郎海水浴場


じいちゃんは本当は息子である山本さんのお父さんに継いで欲しいそうなんですけど、お父さんはサラリーマンで後を継ぐ意志はなく、「せっかく機材や重機があるのに勿体無い、じいちゃんの代でアオサ養殖を終わらせるわけはいかない。僕が後を継ごう。」と決心したそうです。
小さい頃、じいちゃんばあちゃんに育てられたと言ってもいいくらい大事に育ててもらいじいちゃんばあちゃんっ子だった山本さん。今まさにじいちゃん孝行を実践しているんですね。
今後、アオサを機械で洗ったり・・・そういう作業も取材させて頂く予定です。
山本さん。お忙しいなか、船でのご案内と登茂山までのクルージングありがとうございました。
あおさが出来るまでの作業工程・一覧→★


山本裕司さんへのお問合せ
ケータイ:09078685329
lo-u-l96l-u-ol@softbank.ne.jp
注)PCメールからは受け取れない場合があります。

この記事のライター紹介
伊勢乃志摩子
WEBデザイナー&カメラマン&ブロガー&ユーチューバー
住まい:三重県志摩市横山展望台から見える伊勢志摩国立公園の中
高校時代からの趣味は写真📷ウェブサイト制作歴 22年

profile
2000年 ウェブサイト制作事業スタート
2016年  S・O・L・A・R・I・S始動 
コマーシャルフォト・ポートレイト撮影
アルバム、フォトブック、パンフレット、名刺など印刷物制作、動画制作、SNS指導もやってます。
気まぐれに地域情報を投稿しています。
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