母の日のプレゼントっていつも悩みます。
今までそれはそれはいろいろプレゼントしてきました。
初めてもらった給料を半分使って買った花柄の2ピース、パジャマ、カバン、財布、日傘・・・
でももったいないとかで大事に箪笥にしまいこんでしまう母
「使わんほうがもったいないねんよ。」といっても
「うちのことはええから、あんたらの好きなもん買い!!」・・・いつものセリフ。
趣味が合わんのかな?使ってくれへんかったらもったいないしな・・・
それで口紅とか化粧品にしてみる。
普段っから化粧っけのない母はそれも大事にしまってしまい
何ヶ月がたつと「　ウチ　口紅なんか使わへんからあんたが使いーな」と返してくる。
結婚してからは特に「あんたらの生活があるんやからそんなんお金使わんときいな。」と言う。
もっと喜ぶお母ちゃんの顔が見たいのに。。
相当貧乏してきたせいか相当遠慮深い。
娘にお金使わすのってそんなにイヤやなんかなー。
おととし、人工関節置換術を受けて以来、ジムに通ってリハビリをしているもののどこかビッコをひいて歩く母。
あんなに出かけるのが大好きで、週末はあっちこっち連れていってあげてたのに、術後はあまり歩かせたくなくて外出は控えていた。でも今年は満開になったルピナス畑を見せてあげたくて・・・。

足元を気にしながらゆっくり歩き「わぁ～こんなん初めてやわー。すごい綺麗～」と感動してくれて

ルピナス畑の花を楽しんでくれました。

写真が苦手な母も自然に笑顔・・・

「５本くらいプレゼントするわ!」　「いい。いい。1つで」
1つの鉢にルピナス１輪とこれから咲こうとしているのが2輪あるので
「長く楽しめそうやわ。ありがとう!」　初めて申訳けなさそうな顔をせずに受け取ってくれました。
そして、私も・・・・

娘たちから初めて母の日のプレゼントをもらいました。
私　「えーー。誰が選んでくれたん??」　　
長女　「わたしー」　
私　「ありがとう、これ毎日つけて料理するわー」
あまりにも喜んでいる私に
長女　「100円やでー」
私　「ダイソーかい」　大笑いしましたけど、高価な物よりささやかな気持ちが一番嬉しいんですね。
・・・・・・母の気持ちがこんな歳になってやっとわかったのでした。

私たちを産んで育てていつも見守ってくれるお母さんへ。
照れくさくて、改めては言えませんけど　「いつも本当にありがとう。」　

この記事のライター紹介

伊勢乃志摩子
WEBデザイナー&カメラマン&ブロガー&ユーチューバー
住まい：三重県志摩市横山展望台から見える伊勢志摩国立公園の中
高校時代からの趣味は写真📷ウェブサイト制作歴 22年