平成28年6月24日(金) 本日開催された志摩市磯部の御神田(おみた)での場面です。
白真名鶴(しろまなづる)の伝説がその起源と伝えられる伊雑宮御田植祭(いざわのみやおたうえまつり)
天照大神(あまてらすおおみかみ)にお供えする幸を求めて、倭姫命(やまとひめのみこと)の一行が訪れたとき、一羽の「白真名鶴」が見事な穂を落としたとされ、これを備えて造られた宮が現在の伊雑宮(いざわのみや)だと伝えられています。
◆祭りの次第◆
・拝礼
やくびとが祭りの成功を祈願して参拝とお祓いをする。
・苗取り
田道人と早乙女が苗場を3周半回って苗を取る。
・竹取神事
神田の中央に設置された、「太一」と書かれたうちわ(ゴンバウチワと称する)のついた忌竹(いみだけ)を男が奪い合う。この竹の一片を船に祀れば豊漁となると伝えられるため、男たちは荒々しい奪い合いを繰り広げる。
・御田植神事
笛や太鼓の演奏の中、早乙女と田道人(たちど)が横一列になって苗を植えて行く。半分ほど植え終えたところで、やくびとに酒が振る舞われる。
・踊込み
休憩を挟んだ後、「エイエイシャントセー」という踊り込み歌を歌いながら、神田から伊雑宮一の鳥居までの約200mを2時間かけて練り歩く。歌詞は地区ごとに異なる。一般にはこれにて祭りは終了と思われている。
・千秋楽の仕舞
太鼓と簓によって舞われる舞。
【磯部の御神田 竹取神事】
御料田に立てられたゴンバウチワという大きな竹柱。
団扇(=サシバ)に描かれた宝珠は「青ノ峰(=青峰山)の金の珠(=魂)」であり、太平洋の荒波をこなす漁師たちの迫力ある姿が起源であると言われています。
また「太一」(たいつ)は天照大神を示し、地元の人の間では「たいち」と呼んでいます。
ゴンバウチワについている忌竹(いみたけ)を裸男たちが泥だらけになって奪い合い、この竹の一片を船に祀れば豊漁となると伝えらています。
この記事のライター紹介

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2016年 S・O・L・A・R・I・S始動
コマーシャルフォト・ポートレイト撮影
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