伊勢志摩の特産品のお話とお取り寄せ

“おとこあま”と呼ばれる男性ばかりで素潜りをする海士漁 1月15日解禁 (南伊勢町田曽浦)

 太平洋熊野灘と五ヶ所湾に面した南伊勢町田曽浦にて1月15日に解禁となる海士漁。

男性ばかり20名~が素潜りであわび・サザエ・ナマコ・トコブシを獲り、宿田曽漁港の市場のセリに出す。志摩市の海女漁が解禁となるのは4月15日。ひと足早い1月15日田曽浦での解禁で、漁の期間は4月までが予定となっている。
漁港に着いたのは13:30
14:00に開始される入札にむけ、魚屋さんなど関係者の方たちが水槽まわりに集まっていた。そして一隻の船外機ボートが市場前に陸岸した。 
関係者以外立ち入り禁止と書かれているのにも関わらず走って行き、「すみませんー写真撮らせて頂いてもいいですか??山金さんのホームページを管理させて頂いている山本と申します。」とお願いすると「どうぞ」とお返事を頂き、いろいろ質問攻めをさせて頂いた。
こちらの”おとこあま”さん(正式には海士=かいしというが、地元ではおとこあまと総称している)
なぜ、男の海女さんなのか・・・それはこの地 昔からの文化で、女性に比べて男性の方が息が長く、深いところまで潜っていられるという理由で女性の海女さんはいないそうです。
ただ、女性でも足が届く深さで、水中眼鏡を使って漁をする人もいらっしゃるそうです。
この写真の男性は、解禁となった素潜り漁以外に、遠洋漁業をされている漁師さんでカツオの1本釣りをされているそうです。冬の珍味 赤ナマコもサイズはいろいろ。 小さいほど高値になる。ナマコを網かごに移し、一輪車で目の前の市場に出します。
今日は雲が厚く濁りのある潮のため、海中の透明度が悪いので、今日の漁は少なめだったとか。着用のスーツは冬用で海の中ではポカポカしているくらいで、こちらが心配するほど冷たくて辛いということはなかったそうです。
1人でこんなにもたくさんのサザエを獲ってこられました。
次に入ってきた大きな船は潜水漁でアワビを沢山獲ってこられました。
船内のコンプレッサーから空気を送って大きなメガネで水中の獲物を獲る漁です。
市場で大きさ別に分類するために、くっつきあった鮑をノミで離し、キズや汚れをチェックしながら計測に出します。
冬の珍味 大きな赤ナマコも大量に水揚げされました。
そうして皆さんは14:00から開始される入札開始のベルが鳴るのを待ちます。
入札風景へ続きます。
この記事のライター紹介
伊勢乃志摩子
WEBデザイナー&カメラマン&ブロガー&ユーチューバー
住まい:三重県志摩市横山展望台から見える伊勢志摩国立公園の中
高校時代からの趣味は写真📷ウェブサイト制作歴 22年

profile
2000年 ウェブサイト制作事業スタート
2016年  S・O・L・A・R・I・S始動 
コマーシャルフォト・ポートレイト撮影
アルバム、フォトブック、パンフレット、名刺など印刷物制作、動画制作、SNS指導もやってます。
気まぐれに地域情報を投稿しています。
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