南伊勢・贄浦の恵みを凝縮──老舗「やまきち商店」の極上からすみの美味しい食べ方
海の香りに包まれて──南伊勢・贄浦「やまきち商店」のからすみ物語
熊野灘に面した、三重県南伊勢町・贄浦(にえうら)。
静かな入江に、漁船が並び、潮風がやわらかく頬をなでる。
その穏やかな港町に、ひっそりと暖簾を掲げる老舗があります。
――やまきち商店。百年ものあいだ、海の恵みとともに生きてきた店。
■ 海と人が紡ぐ「黄金の一品」
店先に並ぶ干物の香りに誘われて足を止めると、
主人が笑顔で差し出してくれたのは、一枚のからすみ。
南伊勢の澄んだ海で獲れたボラの真子を、
塩と太陽と風だけで仕上げた、まさに**海の黄金(こがね)**です。
表面は琥珀色に輝き、薄く切れば透けるような艶。
口に含むと、ほのかな塩気の中に広がる濃厚な旨みとコクはまるで、冬の贄浦の空気そのものを味わうかのようです。
「昔からやり方は変えてへんのです。」
主人の言葉には、手仕事への誇りと、海への敬意が滲みます。
■ 贄浦という舞台
贄浦の海は、外海に面しながらも、湾が複雑に入り組んでいます。
そのため風はやわらかく、干物づくりには絶好の環境。
潮の香りがそっと染み込んだ魚たちは、ここでしか出せない深みを帯びます。
古くは伊勢神宮への“贄(にえ)”――神への捧げ物を納めた地としても知られる贄浦。
海の幸を大切に扱う心は、今もこの土地に息づいています。
■ 心を贈る、南伊勢の味
やまきち商店のからすみは、
お酒の肴にはもちろん、炊きたての白ごはんにも合い。
薄く炙れば香ばしく、
細かく刻んでパスタや茶漬けにすれば、贅沢な風味が広がります。
贄浦の海風と、職人の手が育てたこの味を、まずはブロックからすみをぜひお試しください。


🔸美味しいからすみの召し上がり方
・薄く切ってそのままで
・細かく刻んでおにぎりお茶漬けパスタの具として
・つぶしてサラダにふりかけて大根、豆腐に挟んでお餅に挟んで焼くのもおすすめ
ちなみに写真はブロックからすみの1個分です。
今日は、鍋料理と熱燗で🎶
ぐつぐつと炊き上がったお肉や豆腐にからすみを少しづつ添えながら、濃厚なスパイスとなり最高でした。
📍やまきち商店(Yamakichi Shouten)
三重県度会郡南伊勢町東宮87-21(贄浦)
☎ 0599-64-2068
公式サイト:https://yamakichishouten.com
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令和7年11月9日(日)
全国豊かな海づくり大会”ゆた海フェスタ”でやまきちも出店されます!
【販売内容】
・カットからすみ 1,000円
・干物 カマス他セット品 1,000円
⚫︎奈屋浦市場⚫︎
度会郡南伊勢町奈屋浦3番地
この記事のライター紹介
伊勢乃志摩子WEBデザイナー&カメラマン&ブロガー&ユーチューバー
住まい:三重県志摩市横山展望台から見える伊勢志摩国立公園の中
高校時代からの趣味は写真📷ウェブサイト制作歴 22年
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2000年 ウェブサイト制作事業スタート
2016年 S・O・L・A・R・I・S始動
コマーシャルフォト・ポートレイト撮影
アルバム、フォトブック、パンフレット、名刺など印刷物制作、動画制作、SNS指導もやってます。
気まぐれに地域情報を投稿しています。
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