伊勢志摩の祭り

2016年 潮かけ祭り (志摩町和具)

 

潮かけ祭り、正式には「和具の大島祭」は780年以上も続く奇祭です。

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文献では承久3年、海の安全を守る市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)という女の神様が年に一度、旧暦の6月1日に、祀られている和具の八雲神社から、2kmほど離れた無人島の大島にある祠に里帰りするということから行われるものだそうです。

まんどう船(満胴船)は船の胴の間(船中部の漁獲物を入れる場所)に
漁獲物が満載できる」という意味からだそうで、和具で一番新しい船が選ばれるそうです。
ちなみにこの大島祭・・・古くは神様の祭りという意味で「じんじん(神々)」とも呼ばれていたそうです。

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大島に上陸すると、漁師や海女さんがその朝に獲った鮑や鰹など新鮮な海の幸を奉納し、1年の海上安全と豊漁を祈願します。

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厳粛に神事が執り行われたあと、参列されている方たちにお神酒や鮑、サザエやカツオなどの海産物とお神酒などがふるまわれます。

そしていよいよ大島を離れお互いに「けがれを祓い浄める」という意味での海水の掛け合いが始まります。

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DSCN8563和具漁港に到着しても待っている人達とかけあい。水鉄砲で真顔で攻撃してくる男の子が可愛かった~。

いつまでも終わりそうに潮かけ祭りなのでした。

タイムスケジュールは志摩市のホームページに掲載されています。>>>

この記事のライター紹介
伊勢乃志摩子
WEBデザイナー&カメラマン&ブロガー&ユーチューバー
住まい:三重県志摩市横山展望台から見える伊勢志摩国立公園の中
高校時代からの趣味は写真📷ウェブサイト制作歴 22年

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2000年 ウェブサイト制作事業スタート
2016年  S・O・L・A・R・I・S始動 
コマーシャルフォト・ポートレイト撮影
アルバム、フォトブック、パンフレット、名刺など印刷物制作、動画制作、SNS指導もやってます。
気まぐれに地域情報を投稿しています。
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