伊勢志摩の特産品のお話とお取り寄せ

あおさが出来るまでの作業工程④ : あおさの網を内瀬から波切へ運ぶ


今日は南伊勢町の内瀬(ないぜ)で保養していたあおさ養殖の網を車に積み込み、
志摩市大王町波切へ運ばれました。

アオサの海苔棚からアオサの網を外し、船で運びトラックに積み込まれました。
網のひとくくりが大変重そう。

この作業は違う海域、水質の違う場所にアオサを移動すると
アオサの成長が良くなるために行われています。
 

良質のアオサに育てる為に長年、毎年繰り返してこられた作業。
もう言葉はいらず、お互いの動きを見ながら作業はスムーズに捗ります。


おじいちゃんが 「9月には何にもなかったのになぁ。
ほれ!!これがアオサになっていくんやんな」
と優しい笑顔!!

普段は海に浸かっている種から成長し始めたアオサをこんなにド・アップで撮影出来るだなんて。
大変貴重です。ありがとうございます!!

このひとつの網の固まりだけに関しては、アオサ海苔の胞子の出る層より
深い所に網を張ってしまったために、雑草が巻きついてしまって取れにくいそうです。
手作業で洗っておられるので「アオサもはがれ落ちてしまわないんですか?」とお聞きすると
「芽は残っているから大丈夫」と仰いました。

こうして、アオサ養殖の作業工程を拝見させて行くごとに・・・・
こうして高齢のご夫婦の作業を日に日に拝見させて頂くごとに、
アオサが出荷される日のことを想像するだけで
もう感極まってしまいます!!

空っぽになった船を操縦して向こう岸に戻られるおばあちゃんを
手を止めて見送るおじいちゃん。
———————————————————-
おじいちゃんの後を継ぐ若手の裕司くんからお聞きした話なんですが
昨日から風の強い日が続いているため、網を波切に運んでも
竹が乱れてアオサがぐちゃぐちゃになり本張りが出来ないそうです。
本張りというのは今まで内瀬で5枚網、10枚網であおさを
保養してていたものを波切に運んで1枚で張ることを本張りというそうですが
雨ぐらいだったらカッパを着て作業を進めることは出来るんですが
風だけが大敵なんだそうです。干潮、満潮、お天気、あおさの育ち具合
常に自然の中で自然の顔色を伺った上での作業です。
裕司君はあおさ養殖を手伝い始めて3年。
いろいろな作業のタイミングはやはり長年の経験をこなしてこられた
おじいちゃんの判断についていっている・・・といった段階だそうです。
裕司くん頑張って下さいね!!おじいちゃんおばあちゃんも決して無理せず
これから寒い時期、風邪をひかないようにして良いあおさをたくさん育てて下さいね。
今日も有り難う御座いました。
あおさが出来るまでの作業工程・一覧→★


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この記事のライター紹介
伊勢乃志摩子
WEBデザイナー&カメラマン&ブロガー&ユーチューバー
住まい:三重県志摩市横山展望台から見える伊勢志摩国立公園の中
高校時代からの趣味は写真📷ウェブサイト制作歴 22年

profile
2000年 ウェブサイト制作事業スタート
2016年  S・O・L・A・R・I・S始動 
コマーシャルフォト・ポートレイト撮影
アルバム、フォトブック、パンフレット、名刺など印刷物制作、動画制作、SNS指導もやってます。
気まぐれに地域情報を投稿しています。
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